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性病がうつる確率は予想以上に高かった!!性病予防・早期発見にはセルフ検査がおすすめ

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性病がうつる確率と特徴

性病(性行為感染症)は、『性行為による感染』『血液による感染』『母子感染』の3つが感染ルートとされていて、性行為でうつる事が特に多いです。
性病は性器に症状が出ることもありますが、自覚症状がないことの方が多く、治療が遅れると不妊症になってしまったり、最悪の場合死に至るケースもあります。
また性病がうつると、エイズにうつる確率も上がってしまいます。
できることなら性病に感染しないように予防したいものですね。
性病は3つのSEXを守ることで予防ができるとされています。

  • NO SEX (SEXをしない)
  • STEDY SEX (ひとりのパートナーとSEXをする)
  • SAFER SEX (コンドームを使用した安全なSEXをする)

この3つを守れば、確かに性病がうつる確立は低くなりますが、あまり現実的ではないように思います。
例えば一番上と一番下を順守した場合、「子作り」というSEX本来の目的が果たせなくなります。
真ん中を守っていたとしても、相手も守っているとは言い切れません。
言い出したらキリがなくなってしまいますね。

このように、性病はとても予防しにくく『誰でもうつる可能性のある病気』なのです。
では、一度の性行為で性病がうつる確率はどのくらいなのでしょうか?
病原体によって異なるので、特徴や症状と一緒に紹介していきましょう。

HIV

HIVは性行為の方法によっても、うつる確率が変わってきます。
膣を使ったSEXでは、女性にうつる確率は0.1%、男性は0.05%なのであまり高くはありません。
それに比べてアナルを使ったSEXは、受け入れ側が0.5%、挿入側が0.067%となっていて、受け入れ側が特に確率が上がります。
腸管は、膣に比べて粘膜の層が薄く傷つきやすいため、HIVにも感染しやすくなります。

数字で見ると、一度の性行為でHIVに感染する確率はとても低いように見えますが、あくまで可能性を数値化しただけなので、一度で感染してしまう人もいます。
また、ほかの性病に感染していると粘膜に炎症を起こしやすくなるので、HIVに感染する確率も上がります。

HIVの特徴

HIVは、感染してしまった人の体液や血液が粘膜や傷口から侵入することでうつる性感染症です。
なので健康な皮膚からはうつりません。
HIVウイルスは早期発見が難しく、病気が進行するにつれて人の免疫機能を破壊してしまう恐ろしい感染症でもあります。
数日の潜伏期間を経て、風邪やインフルエンザに似た症状を伴う感染初期に入ります。
この時期の症状はとても見分けづらく、数週間で消えてしまうので感染に気づかない人が多いです。

そしてそのまま何の症状も出ない無症候期に入ります。
無症候期は数年~10年ほど続くとされています。
この期間がHIV感染の怖いところで、症状は無くても体の中ではHIVが免疫機能を蝕み続けているのです。

本来、血液中に700~1500個あるTリンパ球が、HIVによって200個未満まで減少してしまうと免疫不全になります。
健康な人であればなんとも無いような日常的な細菌にも対応できなくなり、感染症を引き起こしてしまうため、普通に生活することが難しくなります。
この状態がエイズです。

エイズはIHV感染の最終段階で、入院治療が必要になります。
医学が発達したおかげで、エイズを発症しても投薬治療でHIVの増殖をおさえることができるようになったので、完治はしませんが普通の生活を送ることができます。
もしエイズを発症したまま放置してしまうと、2~3年しか生きられないと言われています。

HIVは早期発見がとても大切な病気で、治療開始が遅れると生活の質の低下や生命予後の悪化につながります。
自覚症状が無く、気づきにくいので定期的にHIV検査を受けることがとても大切です。

梅毒

梅毒は性病の中でもうつる確率が高い感染症です。
一度の性行為で梅毒に感染する確率は15~30%にもなります。
性交時に病変部と接触してしまうことで感染するので、パートナーに口の中に病変部があった場合、キスやコップの使いまわしだけでもうつってしまいます。

また妊娠中に感染してしまった場合、胎児が母子感染する確率は60~80%とかなりの高確率です。
奇形や流産・死産・先天性疾患の原因ともなるので、女性はとくに注意が必要ですね。

そして梅毒に感染すると、ほかの感染症にも感染しやすくなってしまうのがこの病気の怖いところでもあります。
梅毒に感染してしまった状態の人は、HIVの感染確率が30倍以上に跳ね上がります。
一度の性行為でHIVにうつる確率は0.05~0.5なので、梅毒に感染している人がHIVにうつる確率は1.5~15%以上です。
梅毒かもしれないと思ったら、梅毒の検査と一緒にHIV検査もしておくことを強くおすすめします。

梅毒の特徴

梅毒の症状は、3週間・3ヶ月・3年で大きく変化していきます。
感染後から3週間の期間を第1期といい、性器や口など感染した部位にしこりができたり、足の付け根のリンパ節が腫れたりします。
各症状に痛みは伴わず、放置しても第1期が終わると消えてしまうので「治った」と錯覚してしまう事が多い時期です。

その後3週間~数ヶ月の期間を第2期といい、顔や手足にピンク色のあざができたり、全身に赤い発疹がでます。
この第2期のうちに治療をするのがとても大切で、大抵の人が病院に駆け込む時期でもあります。
しかし梅毒は診断が難しい病気と言われていて、病院にいってもすぐに梅毒だとはわからないこともあります。

特に若い先生にとって梅毒は「教科書の中でしか見たことの無い病気」であることが多く、内科→皮膚科→泌尿器科とたらい回しにされてやっと性病検査で発見されるというケースも珍しくはないんだそうです。
梅毒は予防も早期発見も難しい感染症ですが、自分で定期的に性病検査をしていれば梅毒が全身に広がってしまう前に正しい治療を受けることができます。

第2期で感染に気づけないと、3年ほど何の症状もなく病原体の梅毒トレポネーマが徐々に体を蝕んでいく潜伏梅毒という時期に入ります。
潜伏梅毒を過ぎると第3期に突入します。
現代の日本でここまで進行してしまう人はめったにいませんが、第3期になると梅毒に全身の血管が侵され、心臓や脳にまで到達すると死にいたります。

淋菌

淋菌は感染力が強く、代表的な性病のうちの一つです。
一度の性行為で淋菌に感染してしまう確率は、なんと50%です。
2回に1回は感染してしまう危険性があるんですね!
HIVや梅毒に比べると、とてもうつりやすい感染症であるといえます。

淋菌の特徴

淋菌は性行為における粘膜接触で感染します。
完治する感染症で、抗菌薬や点滴を使って治療します。
感染力は強いものの、高温にも低温にも弱く、通常の環境では生存できません。
なので接触感染はまれで、オーラルSEXによって咽頭へ感染しても、大半は口内炎程度で自然と治ってしまいます。
男性の場合排尿痛がひどいのが特徴で、尿道から黄白色の分泌物が出てきます。
女性は症状がほとんど現れないことが多く、気づかないうちにパートナーを感染させてしまいます。
クラミジアと同時に感染してしまっていることが多いので、検査を受けるときには両方調べるようにしましょう。

クラミジア

クラミジアも淋菌同様感染力が強い感染症で、一度の性行為でうつってしまう確率は50%です。
出産適齢期の女性が感染している確率が最も高く、感染に気づかず妊娠・出産してしまうと赤ちゃんに危険が及ぶので、妊婦検診でもクラミジアの検査が行われるようになっています。

クラミジアの特徴

クラミジアの症状は男女で違います。
男性は排尿痛や残尿管・尿道にかゆみが現れ、尿道炎や前立腺炎になってしまうことがあります。
合併症などは無いことが多く、大半の人が投薬治療で完治します。

クラミジアは男性よりも女性の方が感染に気づきにくく、深刻な身体的ダメージを受けやすい感染症であるといえます。
女性の場合、クラミジアが子宮頚管部粘膜という痛みを感じにくい場所に感染するので、症状が全く現れない人が多いです。

なので、気づかないうちにクラミジアがどんどん体の奥へと侵食していき、子宮頚管炎→子宮内膜炎→卵管炎→腹膜炎の順に悪化していきます。
子宮頚管炎は気づきにくく、子宮内膜炎になると下腹部痛や不正出血が起こりますが、生理痛と勘違いしてしまいことがあります。
子宮内膜炎は流産にもつながってしまうので、妊娠中の女性は特に注意が必要です。

また卵管炎になると、卵子の通り道である卵管が塞がってしまうので不妊症の原因になります。
腹膜炎にまで悪化してしまうと、強い腹痛・不妊症になります。
女性が感染して発見が遅れてしまうと、将来にもかかわりますね。
男性は愛するパートナーのために、女性は自分と自分の未来のために、早期発見・早期治療を心がけましょう。

トリコモナス

トリコモナスが一度の性行為で感染する確率は非常に高く、70~80%にもなると言われています。
日本人女性の5~10%が感染していて、パートナー同士でうつし合ってしまう「ピンポン感染」を起こしやすい感染症です。

トリコモナス特徴

トリコモナスは男女共に自覚症状が出ることがあまりないので、いつ感染してしまったのかわからない場合が多いです。
オーラルSEXを含む性行為で感染しますが、タオルや浴槽・便器などの共有で感染してしまうこともあるので、幼児でも感染してしまうことがあります。

また、3日~1ヶ月ほどあるとされている潜伏期間中にも感染させてしまいます。
感染力の高さは、性病の中でも群を抜いていますね。
性病の中でも感染者が多く、妊娠中の女性がうつると母子感染の危険もあるので、産婦人科では検査を推奨している所が多いです。

症状は無いことが多いですが、男性は尿道炎を併発して分泌物が出てくることがあります。
女性は症状が無かった人のうちの1/3が、半年以内に下記のような症状が出てくるようになります。

  • 強いかゆみ
  • 黄色いおりもの/多量のおりもの
  • 泡状の分泌物
  • 膣からの悪臭(腐った魚を連想させるアミン臭)

女性側にこれらのような症状が見られた場合、パートナーの男性にも感染している確率が極めて高いので、2人一緒に検査・治療する必要があります。
どちらかだけが完治しても、ピンポン感染を起こすのですぐに再発してしまいます。
パートナーに性病の話を切り出すのはとても勇気のいることですが、とてもポピュラーな感染症で性行為以外の感染ルートもあるので、浮気などの先入観を持たずに話してみましょう。

カンジダ

カンジダは女性が膣に発症することで有名ですが、とても誤解の多い症状です。
まずはじめに、カンジダは性病ではありません。
なので、パートナーの男性に感染することはまれです。
ただしカンジダは通気性の悪いところで繁殖するので、包茎の人は感染の確率が少し上がります。

カンジダの特徴

カンジダは元々女性の膣内に常在している菌の一種です。
通常は、乳酸菌の作用で膣内が酸性に保たれているので、常在菌が必要以上に増えないのですが、何らかの影響でホルモンバランスが崩れてしまうと、常在菌が異常繁殖してしまいます。
カンジダが増えすぎると、膣周辺の強いかゆみや白っぽいおりものなどの症状が現れます。

ストレスや体調不良・過労・月経・妊娠などが主な原因とされていて、性病ではありませんし、決して陰部が不衛生だったわけではありません。
何も知らない女性がカンジダになると、ショックを受けてしまったり衛生面を気にして必要以上に陰部を洗ってしまうことがあります。

女性の陰部を洗いすぎてしまうと、傷がついたり免疫が低下してしまい、違う病気や感染症になりやすくなってしまうので、注意しましょう。
男性も、間違った知識でパートナーの女性を傷つけてしまうような言葉を発しないようにしてくださいね。
カンジダは薬で治せますし、市販薬もうられているので、異常なかゆみを感じたらまずは検査を受けてみましょう。

B型肝炎・C型肝炎

B型肝炎・C型肝炎の感染率は明らかにされていません。
ですが、B型肝炎はC型肝炎やHIVよりも感染力が高く、若年層で性行為による感染が急増しています。
B型肝炎もC型肝炎も、正しい知識があれば予防できる感染症です。

B型肝炎・C型肝炎特徴

ウイルス性肝炎は、母子感染・医療事故による感染が多くを占めていましたが、医療の発達によりこれらは激減したため、性行為による感染が増加しています。
B型肝炎は血液・精液・唾液などの体液で感染しますが、C型肝炎は血液感染が主なので、膣を使った性行為のみで感染することはまれで、アナルSEXで感染します。

両者とも感染・発症に気づくのが遅れてしまうと、肝炎→肝硬変→肝がんという順に悪化していきます。
最近では、海外から入ってきた慢性化しやすいタイプのウイルスや、HIVとの重複感染が危険視されています。
肝炎は完治しても発ガンのリスクは消えませんし、HIVとの重複感染をしてしまうと進行が早く、重症化してしまうリスクが高くなります。

ウイルス性の肝炎はコンドームの常時着用や、行きずりの相手との性行為をしないなどの心がけ次第で予防できる感染症です。
予防や早めの検査など、一人ひとりがきちんとした対応をとっていくことが大切ですね。

B型肝炎抗原とB型肝炎抗体

B型肝炎ウイルスの検査をするにあたって、よく耳にするのが「B型肝炎抗原」と「B型肝炎抗体」です。
言葉が似ているので誤認されやすいですが、『抗原』は体内に侵入してくるウイルスを構成する元となる物質のことで、『抗体』はウイルスを攻撃するために体内で作られる物質です。
抗原の有無を調べると感染の有無が、抗体を調べると病気の進行状況や治療経過・過去の感染などがわかります。

性行為と性病

性病は、誰かと触れ合ったことのある人であれば、どんな人でもうつる可能性のある感染症です。
性行為の数よりも相手の人数が多いほうが感染してしまう危険性が高くなります。
一度の性行為で性病に感染する確率を計算すると、1対1であった場合の感染確率は5%です。

人数 感染確率
1人 5%
2人 10%
3人 14%
4人 23%
10人 40%

あくまで「計算上の危険度」を示す確率でしかありませんが、パートナーの人数が増えるほど性病に感染する危険性が上がるのは紛れも無い事実です。
一度に複数の人と付き合う場合だけでなく、過去のパートナーの人数も換算されるので、恋愛経験が豊富な人も危険性が高いと言えます。

また、自分は1対1だと思っていても、パートナーに過去の関係も入れて10人の相手がいることを隠されていた場合、パートナーの感染確率は40%で、パートナーとの性行為で感染してしまう確率は20%です。

性行為をするうえで、性病にかかるリスクは避けようがありません。
確実に予防できる方法がない以上、『いつ』『誰から』『何が』うつってしまったのかをできるだけ早く知ることが大切です。
また、うつった感染症によっては、感染に気づかずに進行してしまうと重症化してしまう恐ろしいものもあります。
定期的に性病検査を受けて、自分自身を守りましょう。

性病の検査は自宅で簡単に

性病かもと思っても、専門の病院には行きにくいものです。
いつまでも検査を受けずに悩んでいると、病気が進行してしまうかもしれません。
そうなる前に自宅で簡単に受けられる『セルフ検査』をしましょう!
セルフ検査とは言っても、検査に使う検体を自分で採取してラボに郵送するので、精度は病院で受ける検査と同じです。

臨床検査で用いられるSDA法や病院・保健所と同じ検査法なので、検体の量が十分であればセルフ検査でも信頼性がある結果が得られます。
もし性病に感染していたとしても、病院と提携しているので検査後も安心です。
匿名でも検査が受けられますし、医師に性器を見せる必要もありません。

自分のタイミングでいつでも検査が受けられるので、性病の定期検査にぴったりですね。
性病が気になり出したら、まずは自宅でできるセルフ郵送検査を受けてみてはいかがでしょう。

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