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包茎ってなに?

包茎ってなんのこと?

包茎とは、陰茎の亀頭が包皮という薄い皮膚で覆われている状態のことです。
一般的に赤ちゃんは、包茎で生まれてきます。
そして4~5歳になる頃までには自然と亀頭露出が可能になり、14~16歳頃になって生殖器が急成長する思春期を超えると完全に包皮が剥けるようになります。

子供時代は包茎を気にしすぎる必要はありませんが、思春期を超えて体が大人になっても包茎のままだと様々な場面で悩みにぶつかるようになってきます。

包茎はいけないもの?

幼少期~思春期にかけての包茎は、必ずしも悪いものとはされておらず、無理に治療や手術を行うよりも、大人になるまでに自然に包皮が剥けるように手助けをしながら経過観察をしていくのが現代医療の主流です。
ですが成長するにつれて、『皆と違う』見た目のせいで悩みを抱えてしまう人が多くなります。
また、性生活に影響を及ぼすようなケースもあるので、包茎の程度や種類によっては治療が必要な場合があります。

包茎の種類と特徴

日本人は約7割の人が包茎であると言われていて、包茎コンプレックスに苦しんでいる人がたくさんいます。
包茎は仮性包茎・カントン包茎・真性包茎の3種類に分けられます。
タイプによってデメリットや治療の必要性が変わってきます。

仮性包茎

仮性包茎は、亀頭を包皮が被っていても平常時・勃起時に関係なく簡単に剥くことができる包茎です。
剥くときに痛みも伴いません。
包皮の程度は個人差が大きく、すっぽりと亀頭全体を被っている状態の人もいれば、半分程度の人もいます。

仮性包茎は、日本人に一番多い種類の包茎です。
性行為や射精に問題がなく、絶対に治療しなければいけない症状ではありません。
なので包茎治療を受けるかどうかは本人次第なのですが、見た目や早漏を気にして治療する人が多いです。

【仮性包茎のデメリット】

  • 早漏
  • 不潔
  • 性病にかかりやすい

カントン包茎

カントン包茎は、平常時は包皮を剥くことが出来ても、勃起時は亀頭を露出させることが出来ません。
包皮の先が狭すぎて亀頭や陰茎を圧迫してしまうからです。
カントン包茎を無理に剥こうとすると、亀頭が圧迫されて血液が回らなくなってしまいます。
勃起が収まれば治るだろうと、この状態を放置を放置してしまうと亀頭が水ぶくれになり緊急手術が必要になってしまいます。
最悪の場合、亀頭が壊死してしまう可能性もあるのでとても危険です。

カントン包茎は早期の治療が必要な症状なので、「もしかして…」と思ったら早めに専門医の診察を受けましょう。
もし、包皮を元に戻せなくなってしまったら、泌尿器科を受診してください。

【カントン包茎デメリット】

  • 傷つきやすい
  • 痛みや不快感を感じる
  • 不潔
  • 無理をすると男性器を失う可能性がある

真性包茎

真性包茎は、包皮と亀頭が癒着していて、平常時・勃起時共に剥くことが出来ません。
生まれたばかりの赤ちゃんが正にこの状態で、20代になっても続く場合を真性包茎と呼びます。
真性包茎の場合、勃起時に痛みが生じるのでSEXをするのが難しいです。
仮に痛みを我慢してSEX出来たとしても、妊娠するために必要な量の精子が射精されず、不妊の原因になることがあります。

【真性包茎デメリット】

  • 痛みや炎症
  • 性生活への影響
  • 不妊
  • 性病
  • 不潔
  • 短小・先細りなど見た目の悩み

包茎は治る?

結論から言いますと、包茎は治ります。
ただし、どのようなタイプの包茎でどういう処置が必要なのかによって、治す方法や処置後の見た目が変わってきます。

包茎は、痛みや不潔などのデメリットよりも、見た目に対するコンプレックスや性行為が上手くいかないことなどから来る精神的なダメージの方が大きいことが多く、真剣に悩んでいる男性が沢山います。
他の人には相談しづらい事なので、独りで悩み続けるのは辛いですよね。
包茎についての正しい知識を身に付けて、包茎の悩みと決別しましょう。

どうして包茎になるの?

どうして包茎になる人とならない人がいるのでしょうか。
包茎になる原因は大きく分けて2つあります。
生まれつき包茎輪の径が小さいせいで亀頭を露出させられない「先天性包茎」と、炎症・性病・恥垢の溜まりすぎなどのせいで包皮と亀頭が癒着してしまう「後天性包茎」です。

先天性のものは専門医による手術を必要としますが、後天性のものは早めに対策をすることで手術をしなくても治せることが多いです。

包茎を治す方法

包茎を治すには、専門医による処置・手術を受ける方法と自身で少しずつ剥いていく方法があります。
包茎はタイプや、症状によって自分でできる場合とできない場合があります。
痛みや異常を感じたら、決して無理をせず専門医を受診しましょう。

専門医による処置

包茎が軽度の場合、手術ではなく処置が施されます。
洗浄や器具を使って包皮と亀頭を剥離させる処置や、軟膏で潤滑させて包皮を剥く処置、局所用ステロイドを使った包皮の反転処置などがあります。

専門医による手術

包茎の手術には、真性包茎やカントン包茎などを治療する「医療目的」の手術と、治療の必要性が低い仮性包茎の見た目をよくする「整形目的」の手術があります。
病状や目的によって手術方法は様々ですが、スタンダードな方法は「環状切開術」と「背面切開術」です。

環状切開術は最もポピュラーな手術方法です。
真性包茎や仮性包茎に対して行われる手術で、余分な包皮を環状に切除することで常に亀頭が露出するようにします。
環状切開術は、整形目的の手術に分類され自費診療となっている病院が多いです。

対して、比較的軽度の真性包茎やカントン包茎に対して行われるのが、背面切開術です。
包皮の先端背側を縦に切開し、包皮輪(包皮の先端口の大きさ)を広げるためのものです。
切開部が小さいので、抜糸の必要が無いことがおおく、肉体的にも金銭的にも負担が少ない手術です。
背面切開術は、医療目的の手術に分類され保険治療が可能な病院が多いです。

自分で包茎を治す方法

成人する前の後天性包茎の場合は、むきむき体操も効果的です。
むきむき体操は、自治体などでも推奨されているもので、痛くならない程度に1日10~30回程度包皮を剥く練習をするものです。
一気に剥けなくても、毎日少しずつ剥いてあげながら露出できた箇所を洗浄してあげることが大切です。

包茎対策グッズを使う方法もありますが、使い方を間違えてしまうと効果が得られなかったり、包茎が悪化してしまうことがあります。
グッズの使用・未使用に関わらず、自分で対処を試みる場合には、無理をせず徐々に慣らしてあげるようにしましょう。

自分ではどうにもならない症状の場合もあるので、異変を感じたら出来るだけ早く専門医を受診するようにしてください。

まとめ

包茎は、とてもデリケートな悩みです。
病院へ行くのも勇気がいる行為ですが、真性包茎やカントン包茎は、様々な弊害が出てきてしまうので専門医を受診して正しい治療を受けましょう。

仮性包茎や軽度の真性包茎は、絶対的に悪いものではありません。
手術にはリスクがつきものですし、100%理想通りに仕上がらず後悔してしまう人もいます。
特に成人前の場合、練習次第で剥けるようになることも多いので、焦らずじっくり悩みや状況に応じて納得のいく解決方法を探しましょう。

投稿日:2018年11月1日 更新日: